Friday, March 25, 2011

上を向いて歩こう

「(こんな状況の中)アルゼンチン予定どうり行くんですか?」

実際に尋ねられることがあるので今の素直な気持ちを伝えたいと思います。

まずこの度の大震災と津波により多くの尊い命が奪われた方々、そのご遺族や避難所での生活を余儀なく送られている方々、想像を超える辛く不安な思いをされていると思います。
また、関東の友人や知り合いが営業している店(飲食、雑貨)では必要な物が入荷しにくかったり計画停電などの影響で営業が困難になっているのを知りました。

こうした日本の不安定な状況の中で、一個人が何が出来るかを考えると被災地の方々への復興につながるような行動を起こしたり、復興の妨げになるようなことを慎むのが第一に浮かびます。
そういうことを頭に置きつつ、社会的役割(仕事、子育て、勉強など)を今まで以上に質を上げて取り組み、また一方で体を休め好きな事をして心を落ちつかせる事も大切だと思います。
一時はアルゼンチン行きを自粛しようかと迷いましたが、歩みを止めても誰かの為になるわけではないし、経済活動の活性化の為にもよくありません。
HUMMOCK Cafeは食と音楽の提供を通じて、体と心に栄養が行き渡るような時間を過ごして頂けるよう一層取り組んでまいります。
その日その日を悔いなく過ごし、来たるアルゼンチンへの研修旅行も、いつか近い将来に意味の有るものになると信じています。

文頭の問いに対する今の気持ちを最後まで読んで頂きありがとうございました。立場の違いによって様々な反する意見や不快感を抱かれた方にはお詫びいたします。

前へ進みましょう!


Thursday, March 24, 2011

ベト・カレッティ・ライヴについて

5月14日(土)に予定しておりますベトカレッティのライヴについて。
ブログで紹介した3/17は5月に来日すると決まってはいましたが、
この数日で原子力発電所のことや計画停電が長引くことなど状況が変わり、招聘元から連絡があり安全な形で迎えるようにしたほうが良いとのことで、延期か中止になる可能性が出てきました。ハンモックカフェでは、4/9から予約受付としておりましたが、変更になる可能性がありますので、またブログ上でお知らせいたします。

Monday, March 14, 2011

義援金について

東北地方太平洋沖大地震の被害が日に日に拡大している中で、
ハンモックカフェが何かできることと思い、
義援金募金を始めます。

1口 500円(全額募金)

募金いただいた方には、
●自家製マーマレード1つ
●焼き菓子1つ
●自家焙煎コーヒー豆
上記いづれかさしあげます。

期間 3月14日(月)~4月30日(土)
    (定休日・臨時休業日を除く)

集められた義援金は、日本赤十字社にて開設される予定の義援金窓口へ寄付し、被災者への支援、被災地の復興のために使われます。

Friday, March 11, 2011

地震によって避難されている被災地の方々へ
心よりお見舞い申し上げます。
どうか皆さまご無事であることを願っております。

NEW ARRIVAL !  大陸縦断



乾いた空気が流れる大地。眩いばかりに照り返す太陽。静寂の夜に浮かび上がる月。降り止まない雨、自然の風景をギターとバイオリン、チェロ、ピアノで切り取ったようなバルモレアによる作品(在庫×)は、bar buenos airesで出逢った音楽。①と同じレーベルwestern vinylからオルゴールのようにきらめくピアノが静かに紡がれるゴールドムンド(在庫×)を聴くと時の流れが穏やかになる。ブラジリアン・クールビューティー、マルシア・ロペス(在庫×)のクラシカルで優美な声で歌われるは、ホテル・ラウンジの居心地。「サビア」「ムーンリヴァー」などの名曲カヴァーも絶品な大人のための夜ボッサ。NRT成田さん筆、サンパウロへと誘ってくれるライナーノーツにも注目したい。アフリカで幼少期を過ごした経験をもち、フラメンコギターも学習していたというブラジル出身エミリアーノ・カストロ(在庫×)は、豊富な音楽経験から生まれた7弦ギターやフルートのインストゥルメンタル主体の日だまりミュージック、音楽プロデューサーはパウロ・ベリナッチ。それぞれの曲をイメージした13枚のドローイング・アート・カードが封入されているのも にくい演出。ウルグアイの才人エドゥアルド・マテオと、ディアン・デノア(在庫×)は、デノアのどことなく物憂げであたたかみあるヴォーカルと、マテオのギターの息吹を吹き込んだ、ただ心地良いだけではないボサノヴァ・カヴァーや、「esa tristeza」「y hoy te vi」などオリジナル曲が特に素晴らしい名盤。1943年生まれの御大、ウルグアイのピアニスト、ウーゴ・ファットルーソによる美しいピアノ作品(在庫×)は、まるで早朝に森林浴を しているかのように清らかで繊細 。オリジナル曲に加え 南米の名曲も演奏し 同国出身エドゥアルド・マテオのカヴァーは絶品。日本で録音された唯一のピアノ・ソロ。素晴らしいです。(写真は所有のサイン入り)。アルゼンチンのピアニスト、アレハンドロ・マンツォーニ(在庫×)によるは、ジャケットが物語るようにシンプルで無駄のない演奏、その中でも一際 叙情的に描かれた「zamba de usted」のカヴァーは心に深く感じる。この曲はカルロス・アギーレもcremaでカヴァーしていました。最後は、クラシックとジャズを学び育った品格をもつ、アルゼンチン出身7弦ギターの達人キケ・シネシ(在庫×)。衝撃的ともいえる美しさ、瑞々しいギターの音色は楽器を熟知した人だからこそできる技。バンドネオン参加の風のようにすり抜ける曲もあり。アルバム中2曲はカルロス・アギーレが参加し、ラスト曲1分30秒からの切ないピアノに何度も胸を締め付けられる。