Monday, February 20, 2012

Orillania


「私にとって川は、人々の夢や希望をのせて流れゆく“のりもの“のようなのもの」
カルロス・アギーレさんが2010年初来日時、名曲「pasarero」の説明をしたとき、印象に残った言葉。

音楽という海の“航海者“カルロス・アギーレが南米各地をめぐり様々なミュージシャンと交流し育まれた美しい音の軌跡。7年の製作期間をかけた待望の新作、遂に発売。

●Carlos Aguirre / Orillania 2.625円(在庫△)再入荷

今回の新作『オリジャニア』は沿岸を意味する“オリジャ“をもとにしたアギーレさんの造語らしく、歌詞訳を手掛けた、西村秀人さんと谷本雅世さん訳によると、曲の邦題も「海を見つめる男」や「岸辺の遭難者」、「光の魚たち」、「港」など、水にまつわる曲も多く、オリジナル曲は自然界の美しさを伝える芸術的な詩と慈愛に満ち溢れた深い作品になっている。また、オリジナル曲以外では、歌で社会変革を目指したチリのビオレータ・パラの曲や、ベネズエラの曲「悲しい村」を収録していたり、長年蓄えてきたであろう想いが1枚のアルバムに詰まっている。
そして、ジャケットや中にあしらわれたパメラ・ヴィジャラーサさんによる優しい手のイラストはアルゼンチン・パタゴニア地方に伝わるリオ・ピントゥラス渓谷の世界遺産“手の洞窟“も彷彿させるようだ。古くから語り継がれるものを大切に新しく創造する。まさに温故知新を感じるその曲の数々は七色の輝きを放ち南米音楽の歴史に残る名作になるだろう。

『オリジャニア』参加アーティストも豪華で、モノ・フォンタナ、キケ・シネシ、ウーゴ・ファットルーソ、フアン・キンテーロ、モニカ・サウマーゾ、ホルヘ・ファンデルモーレ、フランチェスカ・アンカローラ、フェルナンド・シルヴァ、セバスチャン・マッキ、など.....熱心なファンは名前を見ただけで胸が躍る。

同時に、カルロス・アギーレさんの過去の名作『crema』2000年、『rojo』2004年、『caminos』2006年、『violeta』2008年、全タイトル再入荷しました。


そして、2012年5月カルロス・アギーレさんが再び来日する。しかも、初来日となるアルゼンチンを代表する7弦ギターの名手キケ・シネシとの共演。アルゼンチン本国でもなかなか見れない2人の共演が日本で実現。まさに奇跡の共演です。これは見逃せない公演になります。

名古屋、京都、姫路、岡山、東京、福岡、山形の全国7公演(東京は2days)。
招聘元インパートメントNRTのサイトへどうぞ。
今回も光栄なことに姫路ハンモックカフェを会場として選んでいただきました。
姫路公演の詳細は決まり次第このブログで発表します。
乞うご期待くださいませ。