Thursday, October 18, 2012

Argentina Report 2012 ⑫


パラナー滞在3日目はカルロス・アギーレさんが自宅へ招待してくださり、
念願のバハーダグランデ地域へ行くことができました。
パラナ河から約100mほどの自宅付近は自然と共存した家が立ち並び
多くの小鳥たちの声、クリスタルに輝く砂、きらめく陽光、
楽園にも感じる素晴らしい環境、ここに住みたいと本気で思いました。
ただ美しいという場所ではなく退廃してゆくのものまでもが愛おしく感じるのです。
お昼は近くの小さな食料品店へ野菜やパンを買いに行き、
なんと!アギーレさんが料理を作って下さいました。
なんとも繊細で豪快さも持ち合わせたその調理方法は、
彼の音楽性とリンクして妙に納得しました。
野菜やナッツを使った優しい味、感動です。

そしてこの日、実はカルロス・アギーレさんとキケ・シネシさんの
レコーディングがあり、食事をしたリヴィングのすぐそばの
2つの部屋で行われました。今年11月にリリース予定の
『V.A / bar buenos aires vol.2』に収録する"Andando"。
日本公演の時、多くの人から問い合わせがあったあの曲の再演です。
リリースまで楽しみに待ちたいと思います。

パラナーは、人々、音楽、料理に慈しみの愛を感じる特別な場所なんだと感じました。
最後にバハーダグランデの風景もまぜた写真を少しご紹介させていただきます。







リハーサル中のキケ・シネシさんの上にいる妖精、分かりますでしょうか?
カルロス・アギーレさんのピアノソロ『caminos』ジャケットの鍵盤の上で踊る妖精です。
パメラ・ヴィジャラーサさんが作ったこの作品を生で観て鳥肌たちました。
(photo by Nobuhiko Nakamura)