Wednesday, October 17, 2012

Argentina Report 2012 ⑪

気になった方もいらっしゃるかも(いないかもしれない笑)長距離バスについて。
アルゼンチンは広い国ですが移動手段はバスになります。
全国に鉄道が網羅していた時代もあったようですが国有化になり
その後整備が行き届かず僅かに線路を残し廃線になったそうです。
飛行機での移動はほぼ首都を経由するので近いと思っている距離でも
遠回りになってしまい金額も高いです。
そのためバスに絞られてくるのですが、
これがまた巨大な2階建てトイレ付バスですごいです!
バスのクラスが3~4等級あり、
今回の旅では計5回深夜の長距離バスを利用しました。
すべてのクラスを体験しましたが、

スイート(上級)は本革のふかふかシートで180度フルフラットになります。
温かい車内食やワインのサーヴィスもあり。
飛行機のファーストクラスをかなり手ごろな価格で味わえる感覚です。
窓からの広大な景色を眺めながら約15時間バスに乗っても疲れません。

カマ(中級)は、約140度まで倒せるファブリックのシートで
食事はありますがバス会社によって冷たい食事でした。
ワインは無いですがゆったりしているので結構くつろげます。

セミカマ(下級)のシートは日本のバスとほぼ同じサイズ、狭くサーヴィスもなし。
セルフサーヴィスで水は飲めますが長距離乗るなら少ししんどいかも...と感じました。
治安があまり良くないので途中経由する各地で預け荷物が盗まれないか
心配はありましたが番号札で管理されていて
いいバスの当たればwifiも使えますし、アルゼンチン名物バス?楽しかったです。



こんな風景を見ながらの朝食です。


そして今回の旅で非常に役立った『GARMIN』基本カーナビですが
南米の地図をインストールすればインターネットを経由せず
持ち歩いてGPSとして使えます。
基本情報や検索、距離や速度、道順もすべて分かります。
ちょっと重い携帯電話ぐらいの古い機種ですが
最新機種に比べ機能が少ないのでバッテリーが長持ちします。
もし南米で地方へ行くときは強い味方になるのでおすすめです。

(photo by Nobuhiko Nakamura)