Wednesday, August 14, 2013

Novos Compositores




かつてボサノヴァが生まれたころのムーヴメントように、新しい作曲家たち”ノヴォス・コンポジト―レス”によってサンパウロを中心に新たな音楽シーンが築き上げられています。それは、ブラジル音楽の枠組みにとらわれないフレッシュな香り立つ奔放なサウンド。

その核となる存在、ヴォーカルのダニ・グルジェル(娘)と、ピアノのデボラ・グルジェル(母)がクアルテ―ト編成で録音した新作、初の日本盤が、本日全国発売となりました!

●Dani & Debora Gurgel Quarteto / UM   2,625円 (在庫✕)

※初回特典レコーディングシーン収録DVD付


ハンモックカフェでは数年前に、”ノヴォス・コンポジト―レス”にあたるタチアナ・パーハやト・ブランジレオーネ、ミッヒ・フジシュカなどのアルバムを聴きブラジル音楽もお取り扱いもしていましたが、しだいに現代アルゼンチン音楽に夢中になって行き音楽志向がアルゼンチンへ傾いていました。 しかし、ここ数年の間にアルゼンチンの音楽家とブラジルの音楽家が国境を軽く飛び越え創造する美しい共演も目立ってきたこと(後でこの人とも共演していたのかと思うこと多数...)や、あらためて”ノヴォス・コンポジト―レス”周辺を聴くようになってきたのは鎌倉のカフェ・ヴィヴィモン・ディモンシュさんの存在です。

ディモンシュ堀内さんのブログで「ダニ・グルジェルがUSツアーで日本から半分の距離までくるからシアトルコーヒー事情も含め観に行く」、という日記を見て、フットワークの軽さ、そこまで熱狂になれることに対しても読んでいて興奮した次第です。堀内さんがシアトルのライヴに行かなければこの日本盤は誕生しなかったといっても過言ではないはず。その記録はdacapoで紹介されています。是非ご一読くださいませ!そしてなんと9月には初来日公演(東京・鎌倉のみ)もあります!
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ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート、『UM』 リリース&9月初来日
みなを虜にするダニ・グルジェルが、クアルテートで待望の初来日。

 また、シーンを盛り上げてきた立役者、大洋レコード伊藤さんのライナーも特筆です。ライナーノートにはダニ&デボラ・グルジェル母娘の音楽素養やキャリア、過去の作品から本作が出来上がるまでのヒストリーを詳しく分かりやすい言葉で書かれ、その文章からは音楽家に対する敬意と熱意が伝わってきます。

現在の音楽シーンにおいて重要なことの一つは、心底好きだから届けたいという音楽愛好家の想いを汲み取ったアルバムがリリースされることではないでしょうか。注がれた愛情はCDにしっかりと根付いていると思っています。




◆Dani & Debora Gurgel Quarteto Official Site


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