Saturday, October 5, 2013

PIANO × PIANO



音楽が好きな理由の一つ、時空を超えて旅ができること。
イマジネイティヴな音楽を聴くと、まぶたの裏に映る光景はいつも異なります。
そんな素晴らしい、繊細で美しい世界の音楽を紹介するbar buenos aires
そのバー・ブエノスアイレスによるレーベル第2弾作品 は、レーベルの真骨頂とも言えるアルゼンチンの音楽家ルカス・ニコティアンとセバスティアン・マッキによるピアノ×ピアノデュオ作品。説明するのもおこがましいほど美しいピアノデュオなので、まずは映像をご覧頂きたいと思います。



このピアノ×ピアノデュオ作品を聴いているとカルロス・アギーレのピアノソロ名盤『caminos』に収録の「el barrio, el candombe」を思い起こさせてくれました。そのことはセバスティアンがアギーレさんと音楽性の共通した近しい存在であり、同じ道を歩んでいることをこの作品を通じて伝えているかのようです。昨年僕たちがパラナーを訪れた時、アギーレさんとセバスティアンの自宅は約200mほどの近い距離にありました。そこは多くの鳥がさえずり水辺の潤いと木漏れ日は、美しい模様の影を落とし、まるで楽園のような場所でした。ご覧いただいたyoutubeに映っている河がパラナ河で、2:20頃からの映像がセバスティアンの自宅です。独特の色合いの布カバーがあったピアノがこの集合写真と一緒だったのと、見覚えのある家具も写っているのできっとそうでしょう。

●Lucas Nikotian & Sebastian Macchi (日本盤)
●Lucas Nikotian & Sebastian Macchi (アルゼンチン盤)

ハンモックカフェでは日本盤とアルゼンチン盤の両方の取り扱いをしております。
日本盤はbar buenos aires吉本宏さんによる美しい序文と同じく河野洋志さんによる素晴らしい解説、そして一曲ごとにルカス・ニコティアン本人による曲コメントが添えられており、このアルバムを余すことなく楽しめます。そしてアルゼンチン盤は全曲の楽譜付き(日本盤は楽譜ダウンロードコード封入)でオリジナルのshagrada medra盤です。2つは装丁やデザインも少し異なりますのでお好きな方をお選びいただければと思います。

【山本勇樹さんによるコラム】
Another Quiet CornerVol.26
L.ニコティアン×S.マッキ、ふたりのピアニストが紡ぐ透明な音。


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余談ですが...

8/31(土)のアントニオ・ロウレイロ姫路公演の時、終了後、このルカス&セバスティアンのアルバムをBGMでかけていると、ロウレイロさんに、「このピアノは誰?美しいね」と尋ねられ、「確かブラジル・サンパウロのスタジオで録音したようですよ、YAMAHAのグランドピアノC-7とS-6があって、状態の良い2台のピアノがそろったスタジオのようです(こんなに流暢に答えられてないですが)」と答えると、「そこ知っているよ!サンパウロでその2台があるならEstúdio Salavivaしかないよ、僕がyoutubeにアップしていた動画がそこなんだ!良いスタジオだよ。あそこは1階と2階にわかれてて...」となにやら素晴らしいスタジオのようです。そこで、ルカス&セバスティアンが録音したなんて、美しい音は自然と繋がっていくものなんだなぁと実感しました。


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