Sunday, April 30, 2017

2017.5.13.sat.JAKOB BRO SOLO / KAZUMA FUJIMOTO×MASAKI HAYASHI in Himeji

【Report】BRO/KAZUMA/MASAKI Japan Tour 2017 姫路公演

五月の的形。
デンマークの空気をわずかに感じる夜風のなか、星の川をわたるカモメが時折姿を現し、静寂にネイチャーサウンドを響かせていました。
藤本一馬さんと林正樹さんのデュオは、暮れなずむ青い時間に零れ落ちるほど美しい旋律を奏で、ヤコブ・ブロさんは、アンビエントでハートウォーミングなエフェクトを用いたギターソロ。その繊細な音色を聴き込もうとじっと耳を傾ける。観客と音楽家がクワイエットな空間を創り上げ自然音との調和はこれまでにないマジカルなものでした。そして、アトモスフィアを大切にした3人の演奏に、まだ見ぬ音の桃源郷を瞼の裏に見ることのできたかけがえのない一夜となりました。
遥々各地、国外からもご来場下さった皆さま、ヤコブ・ブロさん、藤本一馬さん、林正樹さん、ありがとうございました。







ライヴの翌朝、わずかな時間でしたが姫路観光へ行きました。
『明珍火箸』さんの工房へ訪問し、火箸風鈴の倍音の響きや、チタン鈴の伸びやかな余韻、手打ち鍛造の制作過程など見学させていただきました。音響系の音楽家とも交流の深いヤコブさんは東洋の神秘の音色にとても興味をもっていらっしゃいました。





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HUMMOCK Cafe 15 th anniversary
JAKOB BRO SOLO / KAZUMA FUJIMOTO×MASAKI HAYASHI 
~牧歌的音像風景のゆらぎ、まだ見ぬ音の桃源郷~

”静寂の次に美しい音”をコンセプトにしたドイツの名門音楽レーベル“ECM”から作品をリリースしているデンマークのギタリスト、ヤコブ・ブロが再来日し、藤本一馬 with 林正樹とのジョイントライブが決定しました。ヤコブ・ブロさんはソロギターパフォーマンスを、また藤本一馬さんは新作『FLOW』の楽曲を中心に、作品でも共演しているピアニスト林正樹さんとのデュオ演奏を予定とし、薫風香る五月の的形にてにて開催させていただきます。

ヤコブ・ブロさんの作品のなかでも"スカンジナヴィア神話に登場する農業の女神"を意味するアルバム『Gefion』は、個人的にカフェの閉店後によく聴く愛聴盤で、音数は少なく感じるものの、独特の浮遊感や旋律に心を掴まれる瞬間が幾度と訪れ、穏やかさの中に強い意志を感じいつも勇気をもらっています。そして、日本とデンマーク外交関係樹立150周年を迎える今年、ヤコブさんともハンモックカフェともゆかりのある作曲家ギタリスト藤本一馬さんと作曲家ピア二スト林正樹さんを迎え、三人の個性が融合し、新たな共鳴が生まれることでしょう。


出演 | ヤコブ・ブロ (E.gt)、藤本一馬 (A.gt)、林正樹 (pf)
日時 | 5 月 13 日(土)

◎ご予約・問合せ◎
MAIL ticket.info.hummock@gmail.com
TEL 079-254-1400
※公演名・お名前・人数・連絡先をお伝えください
※先着順自由席 限定50席


ヤコブ・ブロ 
1978年デンマーク生まれ。栄誉ある〈デンマーク・ミュージック・アワード〉を現在まで6度受賞。故ポール・モチアン率いるエレクトリック・ビバップ・バンドに参加し、若手有望株として注目を集めたギタリスト。近年はポスト・ロック的とも言える非ジャズ系空間サウンドを響かせ、絶妙なストーリーを奏でるユニークなギタリストへと成長。様々な音楽の持つアンビエントな質感を自分の中に取り込むことに成功し、そのギターから発せられる不思議なサウンドはそれらを包み込み、美しいサウンドスケープを醸し出す。”静寂の次に美しい音”をコンセプトにしたドイツの名門レーベルECMより『Gefion』『Streams』をリリース。


藤本一馬
ミュージシャンの父の影響で幼少期より独学でギターを弾き始め、ジャズ、南米の音楽をはじめとする広汎なワールドミュージックに親しむ。1998年ヴォーカルのナガシマトモコとorange pekoeを結成。1stアルバムのセールスが35万枚を超え、アジア各国や北米でのCDリリース、ライブ公演など幅広い支持を獲得。その後、初のソロ・アルバム『SUN DANCE』(2011) を発表し、これまでソロ、デュオとして『Dialogues』『My Native Land』『Wavenir』『FLOW』の5作品をリリース。Carlos Aguirre、Andre Mehmari、中島ノブユキ、林正樹、伊藤志宏など様々なアーティストと共演。多様な音楽的造詣を、明敏な感覚により汲みとられた現代性とともに収斂させる陰影を含んだソングライティングは高い評価を獲得している


林正樹
1978年東京生れ。大学在学中の1997年12月に伊藤多喜雄&TakioBandの南米ツアーに参加。音楽家としてのキャリアをスタートさせる。現在は自作曲を中心とするソロでの演奏や、生音でのアンサンブルをコンセプトとした「間を奏でる」、田中信正とのピアノ連弾「のぶまさき」などの自己のプロジェクトの他に、「菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール」、「Salle Gaveau」,「Blue Note Tokyo All Star Jazz Orchestra」など多数のユニットに在籍。演奏家としては、渡辺貞夫、小野リサ、椎名林檎、長谷川きよし、をはじめ、多方面のアーティストと共演。多種多様な音楽的要素を内包した、独自の諧謔を孕んだ静的なソングライティングと繊細な演奏が高次で融合するスタイルは、国内外で高い評価を獲得している。昨年秋にソロピアノ・アルバム『Lull』を〈SPIRAL RECORDS〉よりリリース。


SONG X LIVE 045
Bro / Kazuma / Masaki  JAPAN TOUR 2017
http://www.songxjazz.com/news/2017/05/275.html
「生まれ育った国も場所も違う3人が目指す音の描写は、“音楽的兄弟”とも言えるくらい近い方法で、音をうかび上がらせる。個性的なレイヤーが重なり合うことよって起こる濃密な融合。名手だからこそ可能な、限りなく繊細でいて心を和ませるような音の対話をお楽しみください。」
(企画元ソングエクスジャズより)



Denmark and Japan - 150 Years
Event Calendar  (リンク先は共にデンマーク大使館サイトです)

Thursday, April 6, 2017

NEW Coffee Labels




コーヒーのパッケージを15周年を機に見直しました。ラベルデザイン/ディレクションはArgyle design宮良当明さんにお願いしました。HUMMOCK Cafeのロゴマークを軸に海辺のロースター感と、的形の静けさを内包した佇まい。主張し過ぎず普遍的で愛らしいラベルに仕上がりました。明日4/7より店頭・通販にて使用しています。コーヒーの焙煎はこれからも探求の旅を続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

コーヒー豆通販 HUMMOCK WEBSHOP




Argyle Design|アーガイルデザイン
「手と思考と時間の痕跡。
with confidence を添えて。」
http://argyledesign.co.jp/works/hummock-coffee-roaster-label/