Thursday, October 11, 2012

Argentina Report 2012 ⑥


10月6日から3日間ロサリオ市に滞在していました。
パラナ河沿いの地方都市であり水辺の清々しい空気が街中に漂っているように感じました。アルゼンチン国旗が最初に掲げられたモニュメントを中心に碁盤の目に整備された古い建築が趣きある街並みです。

この街に来た理由は、ギジェルモ・リソットに会うことです。
さかのぼること約1年半前のアルゼンチン旅行で出会った1枚のCD、Guillermo Rizzotto『Solo guitarra』。音楽ファンとして彼の奏でるギターに魅了され、ハンモックカフェで販売したいと思ましたが残念ながら廃盤になっていたため直接本人に連絡をとってみたことが最初の出会いでした。それからというもの今年5月には、めでたく日本盤として『Solo guitarra』が発売され、僭越ながらもライナーノーツを書く機会に恵まれ、再び連絡を取り合うことになったのですが、次第に会ったみたいと感じるようになりました。そして、彼がアルゼンチンでのギターフェスティバルに出演するため故郷ロサリオへ一時帰国することを早くに教えてもらい、またアルゼンチンへ料理の勉強に行きたいとも思っていたので、今回の旅を計画した理由でもあります。

前々回の日記に書いたラ・リオハからバスで約11時間ロサリオに到着すると、バスターミナルでギジェルモ・リソットさんとお父さんが迎えに来てくれて念願の初対面できました。それからというもの彼の家族や多くの友人に迎えられ共に過ごした日々はかけがえのない心の宝物になりました。今回はとてもお世話になった親愛なる人々に感謝をこめた日記になります。非常に個人的な日記になりますが、どうしても書き留めたかったので...


初対面にもかかわらず3日間アパートを貸してくれたギジェルモの友人タチアナ。
彼女曰く、ロサリオはセンシティヴな若い音楽家が多い、私はそれを誇りに思っている。
と....とても素敵な女性。
ギジェルモの友人ダビドと彼女ジェシカ(父は漁師)と共に午後のマテ茶ブレイク。
パラナ河沿いのCCPEスペイン公園にて。ダビドの車で夕暮れのエントレ・リオス州に繋がる橋の麓までドライブしたり魚市場など見せてくれいろいろ教えてくました。
その夜、パラナ河沿いのレストランにて。
ロサリオ出身のピアニスト、日本でも人気のあるパブロ・フアレス(左)と、来日経験もあるバンドネオン奏者ガブリエル・リヴァノ(右)も合流しました。パブロとギジェルモは少年時代からの友人でこの日はなんと6年ぶりの再会だったようです。

翌日、初体験したギジェルモのライヴにはまた多くの友人や音楽ファンで満席!
音楽家ミリアム・クエロス(左)と多くの重要作品に参加しているパーカッショニスト、フアンチョ・ペロネ(右)も駆けつけていました。
ギジェルモの友人ギタリスト、マリオ・ヤニキニも会場に!
ギジェルモの生家にてホスピタリティー溢れるファミリーと。
母メルバの手料理を共に食し最後のひとときの記念撮影。