Saturday, October 26, 2019

Pablo Juárez Japan Tour 2019



パブロ・フアレス・ジャパン・ツアー2019
hummock label 企画、念願の初来日公演は各地公演ご予約受付はじまっております。

音楽は静けさと動きを生み、インスピレーションが生まれ、リラックスし、イメージを呼び起こします。音楽は流れ行く川のように去り、同じ存在であることは二度とありません。」by Pablo Juarez(Latina誌777号インタヴューより)

水の悠久の流れのように感情の赴くまま奏でられるパブロのピアノ。各公演はアルバム『Solo Piano-El Amanecer De Los Pajaros(鳥たちの夜明け)』からのピアノソロを中心に、アルゼンチンの詩的風景を投影した即興を織り交ぜた演奏を予定。東京調布公演の千秋楽は、ピアノソロも演奏しつつ、現在パブロが注力しているトリオ編成にてリリース予定の新作からの楽曲と、フォルクローレ×室内楽ジャズの名作『Sumergido』からも演奏予定です。


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夜明けとともに巣立ってゆく鳥たちが
風を掴んで滑空するように
まだ見ぬ音楽地図に新たな軌跡を描くー

アルゼンチン水辺の都市ロサリオに生まれ
その土地に根ざしたフォルクローレを通奏低音に
身近に潜む はかない美しさに光をあて
ジャズ、クラシック、インプロヴィゼーションで昇華する才人
ピアニスト作曲家パブロ・フアレスの初来日公演

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<Pablo Juárez  Japan Tour 2019>

12/6(金)東京 Fluss Piano Solo 

12/13(金)大阪 日本キリスト教団 島之内教会 Piano Solo

12/14(土)姫路 HUMMOCK Cafe Piano Solo & 
Piano with 石橋敬一(contrabass)

12/15(日)米子 ゆう&えんQホール Piano Solo

12/16(月)岡山 蔭凉寺 Piano Solo

12/17(火)名古屋 メニコン Hitomi ホール Piano Solo

12/19(木)東京 仙川フィックスホール 
Piano with 西嶋徹(contrabass),白石美徳(drums)


◆ツアースケジュール詳細・試聴・各公演のご予約はこちら

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Pablo Juárez / パブロ・フアレス
1980年 アルゼンチン・ロサリオ生まれ。多方面の音楽グループで活躍していた父親の影響で、6歳の時バンドネオン奏者からフォルクローレの手ほどきを受け、8歳から音楽教育を学び、青年期にはコスキン音楽祭に3年連続出演。パラナー川の河岸で過ごした子供の頃から、彼にとって音楽と自然は関連したもので、その風景は詩であり音楽であった。南米諸国の音楽や北米のジャズやポップスにも影響を受け、様々な音楽を通して、音楽とは伝統的なものからコンテンポラリーまで、絶えず探求する道だということを学ぶ。 2007年よりブエノスアイレスを拠点にジャズ・フォルクローレシーンで活躍。Franco Luciani、Marcela Passadore、Miryam Quiñones、Georgina Hassan、Silvio Rodríguez、Jorge Fandermoleらとの共演や伴奏、25作品を超える録音参加、ドキュメンタリーTV『Uniendo Destinos』の音楽制作を手がける。自身の名義初作品は2011年『Sumergido』、このアルバムは新鋭ミュージシャンを紹介するサイトClub Del Discoに選ばれ、日本でも2枚のコンピレイションアルバム『bar buenos aires』『Quiet Corner』に収録された。2015年 シンガーJulián Venegasとのデュオ作『Dos Cauces』をリリース。 現在ロサリオにて活動し、2017年 Hugo Fattoruso、Carlos Aguirre、Andrés Beeuwsaert、Alexander Panizza、Lilian Sabaらと共にピアノ・フェスティバルへ出演のほか、シルク・ドゥ・ソレイユでの生演奏や、ウルグアイ各地での演奏セミナー開催など、多岐にわたり音楽交流を深めている。2018年 ピアノで自然界の音の表現を試みた作品『Solo Piano – El Amanecer De Los Pájaros』を録音し初の日本盤としてリリース。2019年12月初来日公演を各地で開催。



『ソロ ピアノ- 鳥たちの夜明け』は、私が住むサンタフェ州に流れるパラナ川河岸の風景と、そこで見られる鳥たちの様子からインスピレーションを得ています。鳥たちの歌声は、生き生きとした自然界からのメッセージであり、私たち人間が誕生する前から存在している地球上の生物は、人間もこの自然界の一部であるということを教えてくれています。鳥たちの歌声もまた、人生のシンプルさを秘めた偏見のない愛に満ちた歌であり、最も純粋な形で宇宙へ届けられるメッセージです。自由に歌う鳥は私たちがなぜここにいるのかを問いかけ、この旅路で全ての生物は兄弟であるという真実を思い出させてくれます。そんな自然の音をピアノで表現しようとこのアルバムの中で試みました。水の流れる音、朝日、輝く夕日、夜のとばり、月の下で息をするこの星の生き物たち。一つひとつの曲が、様々な風景や、私の心を動かす一瞬への賛辞になっています。(パブロ・フアレス)翻訳:Himi Minagawa


協力 | Latina co.ltd、Inpartmaint inc、bar buenos aires、resonance music、PaPiTa MuSiCa、moderado music、CALMS、Fluss、HUMMOCK Cafe
企画・制作 | hummock label

Friday, October 18, 2019

2019.11.1. fri Carlos Aguirre Solo Concert in Himeji


《Report》
Carlos Aguirre Solo Concert in Himeji
guest 内田輝

穏やかな秋の気候のなか、海や川をテーマにした選曲もあり、カルロス・アギーレさんの温厚な雰囲気がそのままの会場全体を包み込んでいたような優しくそして静かに熱を帯びた演奏会になりました。初共演となる内田輝さんのソプラノサックスとの相性は筆舌に尽くしがたい美しさの2曲となり、ダブルアンコール前の「Los tres deseos de siempre(永遠の3つの願い)」のエピソードは2010年初来日の時をも想い出し、胸に込み上げるものがありました。
音楽には人柄が現れていると再認識した夜でもありました。

ご来場いただいた皆様ありがとうございました。皆様に書いていただいたの寄せ書きノートは終演後アギーレさんにお渡ししました。

今回の公演を企画してくださった Salon de resonance resonancemusic 吉本宏さん、中正美香さんに感謝いたします。急遽通訳をしてくださった PaPiTa MuSiCa(ぱぴーた・むしか) 西村秀人さん、谷本雅世さん、そしてサポートしてくださった皆様にもお礼申し上げます。










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自然への愛情と人間的な優しさを、美しい旋律と言葉で描く、音楽の詩人カルロス・アギーレ。本年度唯一の地方単独公演をHUMMOCK Cafeにて開催いたします。胸に手をあて言葉を選びながら丁寧にお話しされる姿、鍵盤上を軽やかに舞う運指、ささやくような優しい歌声に、昨年は初来日のあの日も思い出す親密であたたかな雰囲気のコンサートになりました。昨年1月のレポートはこちら→

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Carlos Aguirre Solo concert 2019 【姫路公演】
日程|2019年11月1日(金)
会場|HUMMOCK Cafe 姫路市的形町的形1864
出演|カルロス・アギーレ(piano, vocal)Piano:YAMAHA MC 108C
ゲスト出演|内田輝(soprano sax, pinao tuning
予約 | メール ticket.info.hummock@gmail.com
     電話 079-254-1400(店休日を除く9:00~19:00)

※ご予約の際は、件名「11/1カルロス・アギーレ、お名前・人数・連絡先電話番号をお伝え願います
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Carlos Aguirre / カルロス・アギーレ

現代アルゼンチン音楽を代表する孤高の存在にして生ける伝説。ネオ・フォルクローレ・シーンの精神的な支柱として、厚い信頼と幅広い支持を得るコンポーザー/ピアニスト/シンガーそして詩人。

1965年、アルゼンチンのエントレ・リオス州の小さな村、セギーに生まれる。フォルクローレなど郷土の音楽に深く親しみながらも、コンテンポラリージャズやロックにも影響を受け、80年代後半より音楽活動を始める。セッション・ピアニストとして頭角を現した後、2000年代に入り、自身のグループでの活動を開始。

エントレ・リオス州の州都パラナの郊外、パラナ河のほとりに住み、大自然のなかで創作活動を続ける。自身が主宰するレーベル「シャグラダ・メドラ」より「カルロス・アギーレ・グルーポ」名義でアルバムを3枚、ソロ名義でアルバム1枚とピアノ・ソロ作品1枚リリースし、どれもが名作として大きな評価を得ている。特にグルーポ名義での作品は、一つひとつ手描きの水彩画を封入するなど強い美意識とこだわりを感じさせ、もはや音楽を超えたアート作品の域に達している。日本でも一部の音楽ファンから熱烈な支持を得ていたが、CDがほとんど輸入されず、インターネット等で得られる彼についての情報も乏しかったため、知る人ぞ知る伝説的な存在だった。

2010年夏、カルロス・アギーレが自身のグループを率いて2000年に録音した名盤『クレーマ』の日本盤が正式にリリースされ大ヒット。そして秋には奇跡の初来日を果たし全国ツアーを行い、全ての公演がソールドアウトとなるなど、その人気に一気に火がついた。
2012年2月に5年振りとなるソロ名義のフル・アルバム『オリジャニア』をリリース。同年5月に盟友にしてアルゼンチン屈指のギター奏者キケ・シネシとのデュオで再来日、全国7都市でコンサートを行い、リスナーに大きな感動の余韻を残した。

現在は自身のグループ、及びピアノ・トリオでの制作/コンサート活動を行いながら、ソロとしては、自身の出身地エントレ・リオスなどパラナ河流域の作曲家/演奏家の作品を、ピアノ弾き語りで演奏する『ラ・ムジカ・デル・アグア(水の音楽)』に取り組んでいる。

オフィシャルFacebookページ →

企画 resonance music
招聘 inpartmaint