Saturday, August 25, 2018

2018.10.17.wed. Ulises Conti × ensemble 0 Japan Tour 2018 in Himeji







【Report】10/17 Ulises Conti x ensemble 0 姫路公演 

ご来場くださった皆様、本公演に関わってくださった皆様そして、企画制作のflau福園さん、ありがとうございました。またかけがえのない演奏会なりましたことお礼申し上げます。今回は、はじめてテラス側と店内にて二部構成でステージを転換し、それぞれの音楽性にも共鳴していたように思います。ensemble 0 は音源よりも生で体験することに意味を感じた静かに楽しい演出で、Ulises Contiも前回よりもユニークさが増した独特の美学にハッとする瞬間が何度も訪れました。今回の演奏会にも遥々お越し下さったお客様も多くあらためて感謝の気持ちです。また次回来日があれば開催お願いしたいと思います。



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【追記.10/17】
ご予約いただいた皆さまありがとうございます。
当日ご都合付く方お席を若干ご用意できます。
念のためお電話いただいた上でご来場下さいませ。
HUMMOCK Cafe 079-254-1400



【追記.10/13】
アルゼンチンの作曲家ピアニスト ウリセス・コンティの再来日ツアーが10/11富山nowhere公演から始まりました。

ウリセスさんは前回2013年の初来日時もHUMMOCK Cafeにて演奏していただきました。晩年のビル・エヴァンスのような風貌から紡がれる音は、HUMMOCK Cafe のピアノ史上かつて出たことがない音が鳴っていたように思います。それは、独学で音を探求した結果と、ピアノと友人のように接し、一緒に戯れるウリセス・コンティだからこそ出た音色だと感じました。彼の演奏を聴き高音部の弱音が柔らかなことに「大きい音よりも小さな音を出すほうが何倍も難しい」というあるピアニストの言葉を思い出しました。そんな繊細なタッチで紡がれるピアノ、今回の各会場でどんな響きで聴こえるのか想像も膨らみます。
昨年、僕はアルゼンチンの旅でウリセスさんのスタジオにも伺うことができました。ホテルまで迎えに来てくれたウリセスさんは正装で紳士的なスタイルは変わらず、現在は映画音楽や舞台芸術の作曲が中心で、音楽学校では音響についての教鞭を執り、俳優として映画にも出演されてるようです。

そして、今回の〈Ulises Conti Japan Tour 2018〉のうち、全国4会場、東京、岡山、松江、姫路は、アンサンブル・ゼロとのジョイントライヴになっています。
僕がアンサンブル・ゼロの中心人物、フランス人音楽家シルヴァン・ショヴォを始めて体験したのは6年前。大阪のカフェで開催されたアコーディオンほか鍵盤奏者 良原リエさんとのジョイントライヴでした。その時のシルヴァンさんは、ギターを水平に様々な楽器を組み合わせて繊細に音を奏で、どこか古楽にも通づるような限りなくミニマムなヴォリュームで、聴き手は自ずと耳を開くことができた強く印象に残る演奏会でした。今回はベルギー・ブリュッセルより2人の音楽家を迎えた新生アンサンブル・ゼロとしての演奏になります。小津安二郎監督のサイレント映画に即興音楽を奏でたことでも注目された前ユニット。最新作は、持続と反復の音が広がる抽象画のようなモダン・アンビエント作品なっています。グロッケンシュピールやギターは軽やかに、そしてハーモニウムの音が そこはかとなく日本の古楽器 笙 にも聴こえる幻想的なアンサンブルで、静かに感覚を呼び覚ます演奏会にもなりそうです。 二組の音楽家の邂逅も楽しみでなりません。お見逃しなくどうぞ!





ブエノスアイレス在住、孤高の音楽家Ulises Contiの再来日ツアー、5年ぶりの姫路公演が決まりました。東京・岡山・松江・姫路の4都市ではensemble 0との共演もございます。シネマティックな音楽を奏でるアルゼンチンとフランスの音楽家の邂逅。静かで美しい旋律に染まる秋の夜長をお愉しみください。


出演 | ウリセス・コンティ(ピアノ)
共演 | アンサンブル・ゼロ(マルチ・インストゥルメント)
日程 | 2018年10月17日(水)

◎ご予約◎
※公演名・お名前・人数・連絡先をご明記ください
※HUMMOCK Cafe 店頭でも受付いたします

◎問合せ先◎
TEL 079-254-1400(定休日・臨時休業日を除く9:00~19:00)
【更新】
当日ライブご参加お客様用のご飲食の有無のお問合せをいただきました→
→アルゼンチン旅で買ったスパイスを使用した軽食BOXをご用意予定です。開演前のお時間やお持帰り用としても、お愉しみいただけると幸いです。


ウリセス・コンティ/ULISES CONTI
http://flau.jp/releases/los-efimeros/

1975年生まれ、アルゼンチン・ブエノスアイレス出身のコンポーザー、マルチ・インストゥルメンタリスト、サウンド・アーティスト。
視覚芸術、映画、舞台芸術など様々な分野で幅広く活躍する他、ロラ・アリアスとのコラボレーションを含め、ジャンルレスな多数のアルバムをリリース。アレハンドロ・フラノフらが参加し、アルゼンチン音響派をネクストステージに運ぶ狼煙を挙げた怪作『Iluminaciones』(通称・タコジャケ)でデビュー。ガレージ・ロック〜アシッド・フォーク、フォルクローレの古典からColleenまでをフォローする現代的な感覚と、ウィットに富んだ独創性溢れる楽曲で注目を浴びている。アメリカでのアーティスト・イン・レジデンス、Kammerspiele Munich、HAU Berlin、Theatre Bremenへの招聘、BEACH HOUSEとの共演など、様々な国を旅して培われた無国籍で既成の概念に捉われない様はまさに孤高。シネマチックなオーケストレーションからロマンチックでエスプリの効いたソロピアノ、先鋭的なエレクトロニクス処理までを華麗に使いこなすアルゼンチン・ポスト音響派屈指の才能です。

◆5年前のHUMMOCK Cafe公演レポート
https://hummock.blogspot.com/search/label/ulises






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アンサンブル 0 / ensemble 0

2004年にSylvain Chauveauを中心にフランスで結成されたアンサンブル。FatCat、Typeなどからリリースされたモダン・クラシカル傑作群や、自身もボーカルを務めたDepeche Mode、Smogのカバー、Micro Mega:, Arca、ONなど様々な名義でもその留まるところを知らない才能を発揮しているアーティストSylvain Chauveau、武満徹作曲賞を受賞した若手現代作曲家Joël Merah、池田亮司の諸作品でもパフォーマーを務めるStéphane Garinというフランスの現代音楽シーンの才能がコアメンバー。これまでにヨーロッパ各地での様々な音楽祭やホールで公演、自身の作品演奏に限らず、スティーヴ・ライヒ, モートン・フェルドマン, 杉本拓, ジョン・ケージ, エリック・サティ, ギャヴィン・ブライアーズらの作品も演奏し、アンサンブルの持つ未知なる可能性を追求している。今年リリース予定の新作 「ensemble 0 plays eight compositions and it lasts 38:36」では、コアメンバー以外の拡張されたアンサンブルの形態がとられており、今回の来日もそのメンバーによるセクションとなっている。




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✣Ulises Conti Japan Tour 2018
http://flau.jp/event/ulises-conti-japan-tour-2018/

10/11(木)富山 nowhere
10/12(金)金沢 オヨヨ書林 せせらぎ通り店
10/13(土)東京 Fluss
10/15(月)岡山 蔭凉寺
10/16(火)松江 清光院下のギャラリー
10/17(水)姫路 HUMMOCK Cafe
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企画制作:flau


【追記.10/10】
当日のご飲食メニューのおしらせ
  HUMMOCK Cafeより、アルゼンチンのパイ包み”エンパナーダ”を中心に、自家製ポークハム&人参ピクルス、新里芋チップス、ヒヨコ豆フムスと自家製パン。手軽なBOXスタイルでお持ち帰りもしていただけます。
ドリンクは、自然派ワイン(白)と、すだちカクテル、コーヒー各種、マテ茶などなど予定しています。

 そして、今回はたつの市の「エリモベーカリー」さんより、数種のパンをご販売いただけることになりました。開演前や休憩時に、その場限りのひと時をお愉しみいただけますと嬉しく思います。

お席はまだご用意できますので、近々にでもご都合つきましたら是非ともこの貴重な機会をご体験頂きたいと思っています。生で感じる音楽は本当に素晴らしいものですね!
上記メールアドレス&お電話にて、お問合せなどもお気軽にどうぞ。