Friday, July 6, 2012

Goro Ito≪GLASHAUS≫with Seigen Tokuzawa Report


ギターの弦音が植物に滴る雫のように潤い、
チェロがウェットな若葉の香りのように揺らぐ。

7月、静寂の雨上がり。
その湿度が“夜の温室”へと誘い、
≪GLASHAUS≫タイトルの意味の1つでもある温室を体感した。

切手にまつわる興味深いエピソードなど
和やかな雰囲気に包まれたトークを挟み
お2人の奏でる叙情的で美しい音色が素晴らしく
深く心に響きました。

オリジナル曲を中心に純度の高い演奏が進み、
夜空が浮かぶ名曲カヴァーの後ダブルアンコールには
伊藤ゴローさんが約10年前にリリースされたムースヒル名義の曲を
大変恐縮でありますがリクエストさせていただきました。
その曲は雪国をイメージした曲らしいのですが、
僕には最新作≪GLASHAUS≫にも共鳴しているように感じ
目を閉じて聴くと七夕が近い夜空に天の川が見えた気がしました。

≪GLASHAUS≫をリリース後、ずっと聴いておりましたが、
縁ありこうしてハンモックカフェで開催できたことを
心より感謝いたします。

伊藤ゴローさん、徳澤青弦さん
スパイラルレコーズ山上さん、金澤さん
平日の雨の中お越しいただいたたくさんのお客様、
本当にありがとうございました!