”飛翔するコンテンポラリータンゴ”
現代アルゼンチン音楽、特にディエゴ・スキッシ・キンテート辺りを聴いた後、あらためてクアトロシエントスの2nd『El Sabor de Cuatrocientos』(2009年)を聴いてみると、とても新鮮に聴こえ、もちろん前からファンの方もおられると思いますが、僕には早すぎた音楽性に時代が追い付いたような気がしました。中でも林正樹さん作曲の「Mi-chi」の展開には、感情が込み上げるものがあります。
●Cuatrocientos / El Sabor de Cuatrocientos
このアルバムは、通常コンサート会場のみでの販売ですが、
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オルケスタ・アウロラの作曲家ヴァイオリニスト、会田桃子率いるCuatrocientos(クアトロシエントス)は、スペイン語で数字の400を意味し、一人100パーセントの能力を持ち寄って音楽を作っていこうという想いが込められているそうです。メンバーは、"パブロ・シーグレルmeets 東京ジャズタンゴアンサンブル”でも活躍の北村聡(バンドネオン)、西嶋徹(コントラバス)。北村さんは中島ノブユキ・エテパルマ・アンサンブルへも参加し、ハンモックカフェでも演奏していただことがあります。そして、ソロアルバム『TEAL』が素晴らしい注目のピアニスト林正樹の4名からなります。曲によりゲストを迎え、1曲を除きすべてインストゥルメンタル。日本人の生み出す、ピアソラ以降の現代タンゴの形を模索するべく、メンバーのオリジナル作編曲に、注力されています。