Friday, April 15, 2011

Buenos Aires Report ⑥

<アルゼンチンのコーヒー・ワイン・ドリンク事情>

Buenos Aires Reportは、たった5日間半の個人的な感想なので、アルゼンチンをよくご存じの方には間違いがあるかもしれません。その時は、ご一報いただけるとありがたいです。

「un cafe por favor!」
カフェ(コーヒー)を頼むと少し小さめのカップ(約100cc)で出てきます。日本で見かないアルゼンチン製のカップでロゴが美しい。スプーンを置く方向はハンモックカフェでも採用しているイタリア式(日本ではオークラスタイル)と同じく縦置き(カップの取っ手に対してクロス方向)で出てくる。抽出方法はエスプレッソマシンかアーンをよく見かけました。日本のコーヒーより野性的な豆の味が強く美味しいお店も数ありましたが不思議な味の店もあり、カフェは社交の場の文化というイメージを強く感じました。たくさん回りましたが、もっと探せばとびきり美味しいコーヒーに出会えたかもしれません。日本のコーヒー店は繊細な味だとあらためて実感しました。しかし、各店舗ごとにオリジナルのコーヒードリンクはとても豊富で決められないほどメニューがある店もありました。店名を冠したオリジナルのアレンジ・コーヒーは、ほとんどウィスキーやブランデーなどが入ったお酒入り、量もはいっている上にストローで飲むものもありすぐに酔っぱらいます。
●『カプチーノ・los 36』はアイリッシュコーヒーのようにクリーミーでスパイスが入り、ココアがトッピング、これは美味しかった。
●『マサグラン』というコーヒーはラムとフレッシュレモンが入っていました。暑かったのにアイスコーヒーメニューは少なく、日本は味噌汁を冷たくして飲まないのと一緒でコーヒーは温かいものだという認識なのかな。

<ブエノスアイレス定番のドリンクメニュー>
 ●カフェ(少し濃いめ100ccほどのコーヒー)
 ●カフェ・ドブレ(濃いめ 量多めの カフェアメリカーノ)
 ●カフェ・コン・レチェ(カフェ・オ・レ)
 ●コルタード(カフェ・マキャート)
 ●ラグリマ(カフェ・ラテ)
 ●スブマリーノ(チョコレートスティック=潜水艦を沈めて飲むホットミルク)

アルゼンチンは食料自給率が90%以上なので果物・野菜を使ったフレッシュジュースが豊富。なみなみとグラスからこぼれるほど(こぼれています)注がれ、リクアドと言われるミルク無しのミックスジュースが美味。リンゴ×ニンジンや、イチゴ×オレンジ、その他ライムをたっぷり使ったグリーンレモネードやプラムジュースなど!オレンジ生絞りの屋台は至る所で見かけ、トマトをまるごとかじりながら歩いている人などもいました。

ワインはやはり品種マルベック(赤)多し、お店で注文したメニューのフード・ペアリングを頼むとマルベックが出てくる確率高い。写真上中のサングリアは北部アンデス山脈近くカファジャテで造られるカベルネ・ソーヴィニヨンをベースにレモン・ライム・オレンジのシンプルなスタイル、美味。白は品種トロンテスが多い。
ビールは日本では現在入手困難のquilmes(キルメス)が圧倒的シェア。淡麗でするすると喉を潤す。ハンモックカフェで提供したいくらい!

※アルゼンチン産ビールはないですがワインはあります。
 写真下はハンモックカフェで、グラスかボトル にて提供している
 カファジャテのマルベック(赤)とトロンテス(白)、おすすめです。