Café Après-midi 橋本徹さんからご指名で、「カフェ・アプレミディ」と、思い出の音楽 として1枚を選盤、11/20発売『& Premium』の〈THE CHRONICLE OF CAFE MUSIC〉特集へ寄稿させていただきました。
橋本徹さんのことを知ったのは約27年前。学生時代に友人に借りたCD『Free Soul』シリーズが最初でした。その時は誰が選曲したコンピレーションなのか知らず背伸びをして聴いていた思い出があります。
時を経て、HUMMOCK Cafeをオープンした2002年以降、地方に住む自分たちにとってBGMの音楽を選ぶバイブルになっていた橋本徹さん著ディスクガイド本『Suburbia Suite』。ページをめくっては紹介されている文章にトキメキました。
そして2005年、神戸の友人が営むhausとvivo,vaの周年イベントに橋本徹さんと、盟友の吉本宏さんがDJイベントに来るとの情報を得て、日暮れからオールナイトで参加しました。そこでプレイされるSuburbia SuiteやFree Soulクラシックの数々...。多幸感に満たされた後、橋本徹さんに駆け寄り握手をしてもらえたことは忘れられない思い出です。
僕は『Suburbia Suite』のなかでもサントラが特に好みだったこともあり、当時イタリアンサントラのライナーノーツを多く執筆されていた吉本宏さんと初めて出会えたのもその場でした。
2007年に吉本宏さんの案内で、鎌倉と東京の憧れの店に行く旅の中、初日の夜に念願のカフェ・アプレミディへ訪れることができました。ドアを開けると間接照明がソファと観葉植物を柔らかく包み込み、『Suburbia Suite』の裏面内側に掲載された写真そのままの空間が眼前に広がっていることに感激しました。翌々日にはアプレミディ・グランクリュでディナーをし、偶然にもカウンターに座っていた橋本徹さんと再会できたことは幸運でした。その夜の余韻のなか、翌朝には渋谷パルコ地下にあったCDショップ、カフェアプレミディ・セレソンを訪れました...
その時に出会った音楽を寄稿しています。
続きはカルチャーマガジン『& Premium』2025年1月号“Cafés & Music”「カフェと音楽」にて。https://andpremium.jp/
アプレミディ橋本さんとディモンシュ堀内さんの30年間の音楽遍歴や、音楽をキーワードにした全国のカフェ喫茶案内など保存版としてマストバイです。